アレルギー 性 の 結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。 結膜とは、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のことです。 花粉などが原因の、特定の季節にのみ症状があらわれるものを季節性アレルギー性結膜炎といい、一年中症状がみられるものは、通年性アレルギー性結膜炎といいます。 重症のものでは、子どもに多くみられる春季カタル、ソフトコンタクトレンズを使っている人にみられる巨大乳頭結膜炎などがあります。 アレルギー性結膜炎の症状 アレルギー性結膜炎では次のような症状が引き起こされます。 目のかゆみ 目の充血 目の異物感 目やにが出る (涙のようにサラサラした水状のもの) 涙が出る まぶたの裏にぶつぶつができる 1 アレルギー性結膜炎 治らない 2 アレルギー性結膜疾患診療ガイドラインの改訂版を、今回ここにお届けしたいと思います。 旧版の2版の公開は年であり 、 作成の主体は、日本眼科アレルギー学会の前身である日本眼科アレルギー研究会でした。この10年の間に、診療ガイドラインのあり 3 アレルギー性結膜炎 治し方 4 アレルギー性結膜炎は目の表面にアレルゲンが付着することで症状が起こります。 付着したアレルゲンを洗い流すことで、症状を軽くすることができます。 洗う時には、水道水に目をつけるのではなく、防腐剤無添加の人工涙液を使うのが良いです。 目を洗う時のポイントは次の通りです。 【洗眼する時のポイント】 防腐剤無添加の人工涙液を使用する 片目につき1回あたり滴程度点眼する カップ式の洗浄器具は使用しない 洗眼はセルフケアとして勧められますが、防腐剤が入っていると角膜を傷つけることがあります。 そのため防腐剤無添加のものが望ましく、さらに使い切りタイプの人工涙液だとなお良いです。 5 アレルギー性結膜炎とは、花粉やハウスダストなどのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす原因物質)によって結膜に炎症を引き起こす病気です。 アレルギー性結膜炎の症状は、目のかゆみや充血、異物感などがあります。 代表的なものは花粉症など特定の時期だけ症状が出る季節性アレルギー性結膜炎ですが、1年を通して症状が出る通年性アレルギー性結膜炎、またソフトコンタクト使用者に見られる巨大乳頭結膜炎もアレルギー性結膜炎の一つです。 アレルギーとは? アレルギーとは、体内に侵入した異物に対して体が起こす過敏な反応です。 わたしたちの体には、細菌やウイルスなどの異物から身を守るための「免疫」という仕組みがあります。 免疫機能とは、体にとって害のあるものを排除しようとする働きです。 6 アレルギー性結膜炎は即時型 (I型)アレルギーでおこります アレルギー性結膜炎は目がかゆくなるのが特徴 診断はどのようにしますか 治療には、アレルギー反応をおさえる抗アレルギー点眼薬を 毎年同じころに花粉が飛ぶのに、予防はできないの (初期療法) 市販薬で効き目のあるものは 重症なアレルギー性結膜炎、春季カタル 春季カタルにはステロイドや免疫調整薬が必要。 ときには手術も アレルギー性結膜炎の対策と注意 ページトップへ戻る 絵 大内 秀 7 アレルギー性結膜炎 片目だけ 8 アレルギー性結膜炎は、 9 アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。結膜とは、まぶたの裏側と白目 10 アレルギー性結膜炎は、充血やかゆみなどの症状や結膜の状態から診断します。 客観的に確定診断をするには、結膜上皮細胞を擦過採取し、顕微鏡で好酸球(アレルギーで出てくる炎症性細胞)がいるかどうかを観察する必要がありますが、実際の診療では涙液中、血清中の免疫グロブリンであるIgE量を測定して診断(準確定診断)します。 採血をして血清中の抗原特異的IgE抗体濃度を測定することは、どの抗原に反応しているかを知ることができ、予防や治療の際に非常に有益な情報を得られます。 治療 抗アレルギー作用をもつ目薬を用いた治療が主に行われます。 花粉症の場合、あらかじめ季節が判明しているときは、かゆみなどの自覚症状が出現する前に目薬をつけ始めることで、症状の出現を予防したり、軽くしたりすることができます。 11 アレルギー性結膜炎になったら、コンタクトはしても良いのか、目は洗ったほうが良いのかなど気になることが出てくると思います。このような生活に関わる疑問をはじめ、アレルゲンを遠ざける方法、治療に関わる注意点など、アレルギー性結膜炎になった人が知っておくとよいことについて 12